少なくとも20年以上
毎年欠かさず終始観ているアカデミー賞授賞式。
今年は、子供が寝てから小分けにして、好きなシーンは見返しながら、昨夜やっと見終えました。
今年の特徴は、直前に降板になった司会者の代わりに、女性と有色人種の映画人が代わる代わる大勢登場したこと。「クレイジーリッチ!」の俳優陣中心に、アジア人がこれだけ多く登壇した年はありませんでした。
年々、母国語を織り交ぜてスピーチをする人も増え、年々強まっていた「多様性」というメッセージが溢れた年でもありました。
個人的に期待していた「グリーンブック」!
無学でガサツな白人用心棒トニーと
黒人天才ピアニスト・シャーリーが
1960年代の特に差別の残る南部にコンサートツアーに出かけるという、実話に基づいたお話。
対極にいる2人の壮大なズレに笑い、芽生える信頼に胸が熱くなる、軽快で上質な映画です。
素晴らしい演技を魅せた俳優2人、ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリ。
助演男優賞を受賞したマハーシャラが最初に感謝伝えたのはヴィゴでした。
作品賞受賞時に制作陣が最初に讃えたのもヴィゴでした。
そんなヴィゴは、作品賞受賞時に皆で登壇した際、主演でありながら舞台の一番端っこにいました。
主演男優賞は逃したヴィゴですが、皆から信頼尊敬される、職人気質のプロフェッショナルで控え目な人柄に一段とファンになってしまいました。
そして、
もう1人授賞式のスピーチで大好きになったのが主演女優賞のオリヴィア・コールマン。なんと可愛い人なのでしょう!ウィットに富んだとはこういう事、というスピーチでした。
清掃員だった頃からどこかで夢見ていたオスカーを手にして、同じ夢を持っている少女たちへ「次はあなたの番よ」と。
オリヴィア主演の「女王陛下のお気に入り」
早く見たいです!!