真っ先に駆け出す車イスランナー!
パリジャン
秋の匂いがしてくると、去年秋に訪れたパリ一人旅の日々が恋しく思い起こされます。
石畳の道をただただ歩き、気になるショップに立ち寄るだけであっという間に日が暮れる…街に恋していました^^
ランバンのショーウィンドウに見えたボルドーの靴に惹かれて店内に入って見ていると、
「あなた、いいセンスしているわ。
わたしのジャケット見て。パリも黒に飽き飽きしているところよ。」
と声をかけてきたのは、さすがパリと思わせるお洒落な店員さん!
ボルドーのタイに、ブルーのジャケット!品よく馴染んでいる姿に、お洒落が日常に溶け込んだ、まさに思い描いていた通りのパリジャンでした!
「これ着てみて。いいわ」
「これは、ダメね。ちょっと待っていて」と、
歯に衣着せぬ物言いの向こうに、ファッションを心から愛している様子と、お母さんのような温かさとサービス精神を感じました。
ランバンの店内すべてが私のクローゼットように着せ替えをして楽しませてくれた夢のような時間。
あの時間のトキメキとともに大事に履いています^^
長く愛せる良いモノを買うショッピングのコツを教えてくれたシルヴィアンさん。私の理想のパリジャンです!^^
産経新聞~女子的トライアングル~
産経新聞では「女子的トライアングル」と冠したコラムを落語家の桂三扇さん、歌手の相川七瀬さんと3人で順に書いており、毎週水曜日の朝刊に掲載されています。
2014年春から続けておりますが、連載を続ける中で最も嬉しかった出来事は、去年秋パリを訪れた話を掲載した時です。
(2014年10月8日掲載文)
私、今「『人生でいつかやりたいこと』を積極的にやろう」キャンペーン中で…念願だったパリに行ってきました! なかなか行けなかった初めてのヨーロッパ旅行です。ビルや道路やカフェの装飾がきらびやかで、すべてが魔法のつえを振り下ろすとカボチャが馬車に変わるようにキラキラしてみえました。
マリー・アントワネットの部屋のようなカフェ「アンジェリーナ」は1903年創業で、当時から名物というモンブランとコーヒーをお願いすると、初老のボーイさんが「モンブランに一番合うのはシャンパンですよ」とほほ笑みます。ということで、赤いベルベットの椅子に座ってモンブランとシャンパンを頂く…驚くほどパリらしい昼下がりから、旅は始まりました。
街並みの写真を撮っていると、白髪の女性に肩をトントンとたたかれ「後ろポケットに入れた携帯電話をかばんの中にしまいなさい。すられるわよ」。半信半疑でしたが、別の女性からも「かばんを前にして」と、斜めがけにして後ろに回していたかばんを注意。決して無防備ではないつもりでしたが、その後も「かばんの留め具は内側に」「手を添えて」と別の女性に声をかけられます。
なんだか落ち着かないので、翌日は小銭入れと携帯電話だけをコートのポケットに入れ、手ぶらで外出。慣れない手付きで地下鉄券売機で切符を買っていると、なかなか美男でおしゃれな青年に肩をたたかれました。振り返ると「はい」と差し出されたのが、私のポケットに入っていたはずの携帯電話。困惑している私に「どうぞ」とほほ笑んで立ち去ったのです。何⁈
なぜ携帯を返したのか、そもそもスリだったのか…今でも謎です。美しい魔法にはかかっても、不可解なマジックには出合いたくないもの。声をかけてくれた街中のマダムたちの母心が心に染みます。
この原稿掲載の後、読者の女性からお便りが届きました。
「人生でいつかやりたいこと」正に小学2年生から50年来夢見てきたことがパリ旅行。認知症のお母様のお世話もあり、しばらく忘れていた夢を、コラムを読んで「これだ!」と、半年後、夢を実現させたとのこと!!
セーヌ川越しにノートルダム寺院のバラ窓を眺めると言う小学校2年生からの夢を叶えたとのこと!
なんと嬉しいお便りでしょうか!
ちちんぷいぷいで身近な生活情報などお伝えしていた頃から、ちょっと行ってみようか、食べてみようか、と皆さんの日常が少し楽しくなったらいいなという「生活彩り人」のような思いでアナウンサーをしていたことを、私も今一度思い出しました。
元気を頂いたのはこちらです^^
次また行くことがあったら、セーヌ川越しのノートルダム寺院、ぜひ見てみたいと思います!
産経新聞~九州の産業革命遺産~
先日九州の産業革命遺産を訪れた感想を
連載いたしております産経新聞に書きました。
10月21日朝刊掲載分です。
「お節早期受付」のCMを見て、はっとしました。いつの間にか今年も残すところ2カ月半ですね! 10月に入ってからも、ラグビー日本代表の大健闘、日本人のノーベル賞受賞などうれしいニュースが重なるのは何よりです。
思い起こせば、7月頃のめでたいニュースといえば、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録でした! すっかり記憶の遠くに押されたニュースでしょうか(笑)。登録された遺産のほとんどがある九州を訪ねてきました。
特に有名なのが軍艦島です。台風の接近で島に渡ることはできませんでしたが、長崎市沖に見えるまさに軍艦の形をした島は、「不夜城」と言われ、夜中もこうこうと明かりが絶えなかったそう。良質な石炭が採れたことから一時、人口密度は当時の東京の9倍とも! 労働力が島外に出ないよう、映画館やキャバレー、パチンコなどをそろえ、栄華を極めた島だったと、元炭鉱マンのガイドさんに教えてもらいました。掘った深さは、なんと約千㍍! 豊かさを求めた人々の勢いを感じます。
一方、万田坑(熊本県荒尾市)では、炭鉱マンの過酷な労働環境を実感できました。1度に25人を乗せて下ろしていたというゲージは、その名の通り、現代人にはおりにしか見えず、命がけの作業だったことを痛感。戦争で男手が足りない時は、女性や馬も炭鉱に降りたそうです。当時の事故でいまだに後遺症と闘っている方がいらっしゃることもガイドさんのお話を聞くまで知りませんでした。
世界文化遺産登録をただ祝うだけでなく、繁栄を支えた人々に今一度思いをはせるのが、日々豊かさを享受する私たちの務めかもしれません。驚くほど速く時間が過ぎ記憶はどんどん上書きされますが、記憶に留めておく努力も年々必要になりますね。
良い連休を!
BSフジ~九州産業革命遺産~
今日の胸いっぱいサミット
「あさが来た」
先週のNHKぐるかんは、
昨日始まった連続テレビ小説
「あさが来た」スペシャル!
主演の波瑠さん、玉木宏さんがゲストでした。
5月から撮影を始めたのに一向に放送されない不安を覚えていたそうですが^^
やっと昨日から世に出始めています^^
あさのモデルは、日本で初めて女子大学を創立した広岡浅子さん。女はお嫁にいくことだけが役目とされていた時代に、自ら信じる価値観を真っ直ぐ花開かせていきます。
活躍する女性、理解し支える夫。
共働きが増えた今、励みになる夫婦像が見られるかも知れません。
また、
波瑠さんと玉木さんもとても仲良さそうで、VTR登場された家族役の皆さんからも本当の家族のような絆を感じました。
朝から良い空気を頂いています!
朝起きて、一杯の白湯を飲んで、
朝ドラを待つ。。。
そんな昨日一昨日でした^^
初老!?^^おかげさまで、健康的な朝を迎えています^^
翌土曜日の胸いっぱいサミット、
秋に白も良いものですね^^
一番気持ち落ち着く季節の到来です^^